女同士の会話

一昨日、以前のル-・サロメに、良く来て下さったお客様が来店。
お元気でしたか?
マダム、細くなって綺麗になったわね。
まあーうれしい。
久々の再会にシャンパンで乾杯しました。グラスからシャンパンの泡が勢いよく立ち上がっています。
この間、とても辛くて、サロメに行ったら輝いていた頃を思い出せるかと思って行ってみたの。
もちろんサロメが無い事は、わかっていたけれど。
他の店になったんだから、当然なんだけど、以前の面影はなかったわ。
がっかりして、余計に落ち込んで帰って来たの、行かなければよかったわ。
マダムは行ったの?
いいえ、前は通ったけれど、入らなかったわ。でも変わって、当然よ。
彼女は、シャンパンの泡を見つめながら、そうね、馬鹿ねと、ぽっつり言いました。
でも今日来てよかった。マダムの顔を見ていたら、なんだか元気が出てきたわ。
私は彼女に当時の写真を二枚お見せしました。
顔がパッと輝いて、
この頃ね、サロメに行くために、仕事よく頑張ったわ
元気が出てきたぁ-
明日から頑張るぅ-
マダムは、私の宝物よ。
まあー、そんな大袈裟な事。
本当よ宝物よ、サロメが、今の私の原点だから。
なくなった時、本当に哀しかったわ、でも仕方ないわね、最後の方は、マダムも辛そうだったから。
ごめんなさいね。
ううん良いのよ、又元気な顔を見て、私も元気になれたから。
夜も更け、シャンパンのボトルも空になりました。