自由の風

昨日、お客様から、ド-ナツを頂きました。私の小さい頃は、家庭でド-ナツやホットケ-キを焼いていました。
家には小さな電気オ-ブンがあって、母はよくカステラやスイ-トポテトを焼いてくれました。
カステラを焼いた日は、ドアを開けると、バターの香ばしい甘い香りが、部屋中に充満して、外国の香りに包まれているようで、とてもうれしかった。
あの当時、何処で手に入れたのか、アイスクリームの小さな機械もあって、近所の子供達も集まり、スプ-ン片手に、アイスクリームが出来るのを待ちました。
牛乳嫌いの私も、アイスクリームは大好きでした。
でも、チリンチリン、チリンチリンと、アイスキャンディ屋のおじさんが、自転車で通ると、無性に、アイスキャンディが食べたくなり「チフスになるから駄目ですよ」と、叱られました。
チフスなんて、あの頃流行っていたのかしら。
お小遣いが貯まると、学校近くの、のんべ-と言う駄菓子屋へ寄って、大きな飴玉を買いました。
母は、「家に、おやつがあるのに、どうしてこの子は、こんなものを買うのかしら」と、不思議がっていたけれど、私は、あの駄菓子屋が気に入っていました。
大きなアメをほおばり、両手をポケットにつっこんで歩くと、とても気持ちが良かった。
今思うと、自由の風を楽しんいたのかもしれません。

ルー・サロメ 神戸