クーラーのない暮らし

我が家は今だにク-ラ-がない。
小さい頃の有馬の夏は、夕方になるとひぐらしが鳴き、夜はひんやりとした風が吹いて、床机で涼んでいると寒いくらいだった。
今はマンション暮らし、貧乏でク-ラ-が買えない身だが、幸いにも北、東、西に窓があり、日中は暑いけれど、夜になると風が吹き抜けて通る。
お風呂に入る時は脱衣室のドアをピタッと閉めて入り、上がってドアを開けると、ヒヤ-ッとした風が吹き幸福感に満たされる。
都会の真ん中に住んで、この贅沢な気分を味わえるのは有り難いことで、貧乏ぐらしもまたオツなものだと一人悦にいっている。